VUIの現在地について

Alexaのスキル開発を通じてVUIの可能性を探っていくこのブログですが、未来の可能性を探るにあたり、まずはVUIの現在地について、世の中の状況を整理してみたいと思います。

 

・ VUI(Voice User Interface)の現在地について

 

VUIについて現在、社会的にどのような認識を持たれているのか、簡単に整理してみようと思います。

まずは改めて、VUIの定義から整理してみたいと思います。

https://developer.amazon.com/ja/alexa-skills-kit/vui から引用)

 

developer.amazon.com

 

上記のリンク内では、VUIについて以下の通り触れられています。

音声ユーザーインターフェース(VUI)
ユーザーが声でコンピューターや端末をコントロールできるようにするのが、音声ユーザーインターフェース (Voice User Interface: VUI)です。 声で「頼む」だけで、速く、簡単に、そして楽しく操作できるようになるので、ユーザーの世界は今までと比べものにならないほど素晴らしい世界に変わるはずです。

 

詳細な調査までは行っていないのですが、 Amazon echoGoogle home等のスマートスピーカーを通して、

「ユーザーが声でコンピューターや端末をコントロールできるようにする」

ことに対する認識はあるかと思います。

 

その一方で、

「ユーザーの世界は今までと比べものにならないほど素晴らしい世界に変わるはずです。」

の箇所については、まだまだ多くの人に認識されていないと感じています。

 

先日、職場の同僚に、「Amazon echo」って何ができるの?と聞かれて、回答に少し詰まってしまいましたが、、その同僚は同じチーム内でもかなり優秀なITエンジニアであり、世間一般のTECH系の情報にはそれなりに精通しているはずが、このような人でも「何ができるのか」がまだ見えていないのが、スマートスピーカーであり、またその根幹を成すVUIであると思っています。

 

ただ、言い方を変えれば、先ほどの引用箇所にも書いてあるように、

「ユーザーの世界は今までと比べものにならないほど素晴らしい世界に変わるはず…」

というのも事実でないかと思って言います。

 

 Amazon Echoの1ユーザーとして、スマートスピーカーを使ってみた感想としては、VUIによって実現できることと、それを実際に体験することは大きく異なると感じました。

 

つまり、Amazon Echoで実際に既存のスキルを呼び出したり、またカスタムスキルで適当なサンプルスキルを作って呼び出してみた時の感覚は、実際にスマートスピーカーを使ってみたことのある人でないと理解できないと思っています。

 

 現時点としては、(日本においては特に)まだスマートスピーカーやVUIというものに対する認識は十分ではなくて、その可能性も見えていない。ただ、その見えない可能性をどう模索して、VUIが世の中をどう変えていくかについては十分価値のあるものである…と考え、その実現のためにせっせと模索中です。。